引きこもりの大学時代~フルハウス編~

引きこもりだった大学生の時、私が家で何をしていたのかと言うと、とにかく観ていた。

 

テレビ番組も観たし、映画やアニメも観たけれど、その時一番観ていたのが海外ドラマだった。

 

一時期私は有料動画サイトで配信されていたフルハウスに物凄くハマっていた。

その時のことを思い出すと、まず頭に浮かぶのが早朝の景色。

夜通しフルハウスを観て、気づけば朝になっている、そうゆう生活を送っていたのだ。

まさに寝食を忘れる面白さ。

 

フルハウスとは80年代にアメリカで放送開始されたホームドラマで、日本でもNHKで放送されていたのだが、小さい頃よく観ていて大好きだった。

10年に渡り放送された長寿番組で、現在も根強いファンが多く、昨年待望の続編であるフラーハウスが放送開始されたほど。Netflix限定配信なのだが、日本でDVD化が決まっているのでとても楽しみだ。

 

とにかく私はフルハウスが大好きなのだが、フルハウスはただ面白いだけでなく学ぶことが沢山ある。

それは、三人姉妹の父親・ダニーの教育論だ。

毎回誰かが問題を起こしてダニーに説教されるのだが、それが本当に素晴らしくてまさに子育ての手本と言うべき内容なのである。

 

ダニーは必ず子どもの視線に合わせて屈み込み、子どもの手を握りながら、何故今叱られているのか教える。それが何故いけないことなのか、どうすれば問題が解決するのか、子どもが納得して反省できるように促すのだ。

 

子どもを頭ごなしに怒鳴りつけて物置に閉じ込めるのでは何も伝わらない。

きちんと話をすることが大切なのだと、大学生の私はダニーから教えられたのだった。

 

 

まあ、その時も今も私に子どもはいないんだけども。汗