読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

学生時代のバレンタインの話。

現在の私はバレンタインから遠ざかった生活をしている。

会社勤めをしていないので好きでもない男性社員たちに義理チョコを配るような真似をしなくていいし、友チョコを交換するような間柄の女友達すらいない。

 

そんな私でもバレンタインが忙しい時代はあった。それはやっぱり学生時代になる。

毎日勉強や部活で忙しい学生たちにとって、バレンタインは非日常を味わうことのできる一大イベントなのだ。この日ばかりは規則に厳しい学校側も目をつぶってくれる。

 

私がチョコを渡した相手は、小学校の同級生と中学校の同級生、それから中学校の部活の顧問の先生。

全員にちゃんと渡せたし、ホワイトデーにはお返しを貰うことができた。

もちろん先生への想いは叶わぬ恋で、見返りなど求めていない。

その後先生は同僚の音楽の先生と結婚してしまった。なんとも切ない思い出である。

 

また、高校の時には逆に男子からチョコを貰ったことがある。

その人はお菓子作りが得意で、家庭科室のオーブンでフォンダンショコラを焼いてくれたのだ。中からとろっとチョコが溢れてとっても美味しかったのを覚えている。

今思えば、その人は私のことが好きだったのかもしれない。何も言わなかったけれど。

 

なーんてことを妄想しながらにやついてしまうほど、私の現在の恋愛状況は枯れきっている。

あのフォンダンショコラ、もう一度食べたいなあ。